歯科CTナビこのサイトについて
歯科用CTは、頭頚部に特化したX線装置で特に口腔、歯科領域の診断に絶大なる威力を発揮する機械であり、歯科では、おもにインプラント治療の術前検査においてよく撮影されます。
現在ではインプラント治療における術前のCT検査は世界的な常識となりつつあります。
しかしインプラント治療を経験したことがある患者さまが増えてきたとともに、インプラント治療に関連する失敗などのトラブルを増加してきたことも事実です。
そのため安全にインプラント治療をおこなうためには、治療前だけでなくインプラント植立後の状態もCT撮影をおこない、3次元的に計画通りインプラント治療がおこなわれているか検査することが、近年では重要視されています。
それには、歯科用CTを設置した歯科医院にてインプラント治療をおこない、施術後すぐに検査をおこなうことが安全なインプラント治療の第一歩であると考えられます。
しかし現在、日本の歯科医院において歯科用CTを設備している医院は大学病院や一部の歯科医院に限られており、全国の歯科医院の約1%未満にとどまっているのが現状です。
このサイトでは、歯科用CTについての基礎知識や有効性、歯科CTを設備している歯科医院を紹介していきます。
また、歯科CTを設備している歯科医院様は医院のPRにご利用ください。
- 2012年12月31日
- 愛知県の歯科CT更新
歯科用CTとは
歯科においてのCT診断は非常に有効です。 インプラントや矯正治療では、歯と顎の骨の位置関係、大きさなど従来のレントゲンでは見ることのできない情報をたくさん得ることができます。 また、CTの3D構築画像は患者さんにもとてもわかりやすい画像診断法ともいえます。従来のレントゲン診査では術者の感性、 感覚といった要素が診断を大きく左右していたのですが(勿論、重要視している要素です。)、それに加えて正確な骨の形態を把握する (見えない部分を把握する)ということは安全性、確実性において患者さんにとってとてもメリットがあるといえるでしょう。
歯科用CTにできること
歯科領域ではインプラントの術前診断はもとより、歯周病診断における歯槽骨欠損部の病態の把握、 再生療法の経過観察や効果判定、根尖病巣の診断、根管形態の診断、歯牙および歯根破折の診断、 う蝕(虫歯)の診断などあらゆる診断が可能です。口腔外科領域では顎関節、上顎洞などの病変の診断等さまざまなことに使用可能です。 歯科用CTは開発されてまだ日が浅いのと医科用CTほど普及していないため使用法については未知な部分もありますが使用する各臨床医によって無限大の使用法、 可能性があると言っても過言ではないでしょう。患者様にとっては事前に病気の詳細がわかることや、 インプラントにおける手術野の状態が細かく把握できることによって、より正確で安全な治療が受けられるようになります。
また、皆さんカーナビについては良くご存知のことと思いますが、これと同様に口腔内、 顎骨内の細かいエリアでのナビゲーションシステムがあるとするとリアルタイムに顎骨内のインプラントドリルやインプラント体の位置、 方向が手に取るようにわかることになります。すでにそのシステムは現存しており、CTのデータを基にパソコン上で顎骨の今後普及するものと思われます。
歯科用コーンビームCT(CBCT)の歴史は
国内における歯科用コーンビームCT(CBCT)の歴史は、モリタ制作所の3DXの歴史からはじまります。
当時は、インプラントなどの術前検査には医科用のCT撮影が主流でしたが、医科用CTは放射線被曝量が多く、歯科領域のような、細かい精度を必要とする治療には断層スライスの幅も厚すぎました。
そのため、1992年より日本大学とモリタ制作所が歯科領域での使用を目的とした歯科用コーンビームCTの開発をスタートさせました。1997年には試作初号機が完成し日本大学にて臨床が開始されました。
その後、モリタ製作所によって開発された
3DX multi image micro CTは、2000年12月に厚生省から歯科用CTとして初の認可を受け、2001年1月より日本大学付属歯科病院にて臨床応用がスタートされ、同年5月には一般への販売がなされました。当時の3DXは従来法のパノラマエックス線撮影法とほぼ同程度の被曝量であり、従来の医科用CTと比べるとかなり低被曝化に成功している。撮影時間も17秒と短く、現在の歯科用CTと比べても変わらない。しかし、撮影範囲は4cmΦ×3cmとデンタル撮影並みの範囲であった。さらに、当時のコンピューターのスペックでは画像の再構成に3分ほど時間がかかっていた。それでも、当時としては画期的な画像診断装置であり、2001年11月までに、試作機を含め5700症例のデータが集まり、埋伏歯、過剰歯、根尖病巣、根分岐部病変、顎関節症やインプラント治療の診断に有効であることが証明された。
その後、撮影領域は広がり、コンピューターの性能が上がるとともにデータ処理速度の向上で画像再構成時間は短縮しつつある。フラッドパネル(FPD)を搭載した歯科用CTが量産され、小スペースでコンパクトな歯科用CTが各社から販売されている。近年では、歯科用CT撮影が可能なフラッドパネル(FPD)を搭載した、パノラマエックス線装置(複合機、オールインワン機)も登場しコンパクト、高画質、多機能性をもっている。
以前は一部の大学病院にしかなかった歯科用コーンビームCTも小型化した複合機などの登場により一般の歯科医院にも徐々に導入され(2009年、全国約400台)、臨床応用がされている。
従来のレントゲンと歯科用CTの違い
一般的にX線画像とは立体物をフィルム画像に焼き付けたものを指すことが多く、前後の像が重なって写ってきます。 これを読影という方法で重なった画像の影の濃淡でその立体的形を予測していくのです。 したがって2次元画像は、その部位の形態を診断していくのに想像の域を脱しないということです。 言い換えれば2次元画像による診断とはレントゲンフィルムに写ったものそのものではなく、 想像による術者の頭の中の立体画像だということです。それ故正確な診断は不可能で、 診断する術者(歯科医師)の臨床経験や読影能力に大きく左右されます。CTの場合は写った画像から想像ではなく、 そのものがそのまま3次元の画像として見えるので診断のばらつきが少なく、 誰が見ても同じ画像であることから経験や読影能力による診断の差が少なくなります。
医科用CTと歯科用CTの違い
顕微鏡歯科とは、歯科用手術顕微鏡を用いた、精密な歯科治療です。
歯科治療は非常に繊細な治療を行うのですが、暗く狭い口腔内では肉眼では見づらく、
時には手探りや勘にたよった治療になってしまうことがしばしばありあす。
そこで治療を行うにあたって、治療部位を明るく拡大視野下にお ける治療が必要になってきます。
そんな時に欠かせないのが『マイクロスコープ』です。20倍以上にも拡大された
視野で治療を行えるので、質の高い治療を行うには 必要不可欠です。
マイクロスコープは、日本でまだわずかな歯科医院にしか導入されておりませんが顕微鏡歯科に大活躍を致します。
歯科用CTを設備している歯科医院のメリット
従来、大規模病院などにしか、設備としてなかった歯科用CT ですが、一般の開業医レベルでも導入したことで、より正確な診断に役立つことはもちろん、経過観察などにおいてもわざわざ大規模な病院へ撮影に行くことなく、かかりつけの歯科医院で全て診査・診断・治療してもらえるということが最大のメリットと言えます。
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